
My Beauty Method
Moeka Hoshi vol.1
初挑戦のピンクが教えてくれる、新しい私
10代の頃から、自分なりの美意識を持ち、ミニマムでシンプルなメイクアップを楽しんできたという穂志もえかさん。女優として映画やドラマに出演を重ね、25歳を目前にした今、これまでトライすることがなかった、新たなカラーを楽しむメイクは、凛とした表情を描き、内に秘めた強さを引き出す。
今を生きる彼女の表情と思いに、メイクアップとは意識や考え方の変化によってその楽しみ方も変わってくるものだと気づかせてくれるはず。

リップとチークが生み出す内面に秘めた美しさ
普段のメイクアップはリップが中心で、あとはナチュラル。赤やブラウンなどシックなカラーを選ぶことが多いそう。
そんな穂志さんが、明るいコーラルピンクのリップを主役にしたメイクで、新たな表情を見せてくれる。
「明るいピンクはこれまで挑戦することのなかった色でしたが、今回のメイクで、新しい自分の表情を知り、もっと色々なカラーを楽しみたくなりました。そう思わせてくれるほど、魅力的なメイクです」このリップが主役のメイクには、同系色のピンクのチークをほんのりと合わせて。「リップとチークの組み合わせ次第で見え方が変わってくることを知りました。甘くなりすぎてしまうのでは?とどこか苦手意識をもっていた色も楽しめるのですね」洗練されたピンクがフェミニンな印象の穂志さんの内側に秘めた意思の強さを際立たせる。

リップには心をも色づけてくれる力がある
その日の気分やファッションに合わせて色を楽しみたいと言う、穂志さん。例えば、リップひとつとっても、赤みを帯びたものやオレンジがかったもの、ベージュをベースにしたものなど、微妙なニュアンスの違いを大切にしていて、気づけば驚くほどの数を持っているのだそう。「リップを引くことで、“決まる”感じを得られるから。その日のコーディネイトはもちろんのこと、気持ちまで前向きにしてくれるものとしても一役買ってくれているように思えます。リップは言わば、私にとって武器のようなもの。心の支えになってくれているのを感じます。いろいろなリップを試したいし、新しい自分を知れる楽しみでもあります」
ステイホーム中の時間に考えたこと
家で過ごす時間が増えた中で穂志さんは何を思い、考え、過ごしていたのか。「これまで気になってはいたもののなかなか手を着けられなかった英語の勉強や、映画を見る時間が増えました。とりわけ韓国映画を多く見た影響で、韓国語にも興味を持ちました」かねてから興味のあった語学をはじめ、多くをインプットした。「思いがけず得られた時間に自分と向き合い、多くのことを考えた結果、女優の仕事を頑張っていきたい、と改めて強く思いました。ゆくゆくは勉強中の語学を活かし、世界のトップと言われている方たちと仕事がしてみたいですね。新たな夢が見つかりました」

少しずつ変化してきた、仕事についての考え方
「周囲に対する感謝を忘れないこと。そして最近は、自身の正義を振りかざさないよう、意識するようになりました」と真っすぐな表情で話す、穂志さん。経験を重ねるに連れ、意識や考え方に少しずつ変化が生まれてきた。「たくさんの人と関わりを持つようになったことで、相手の立場にできるだけ立って考えられるようになってきました。これは役作りにも当てはまります。俳優は、本を書く人がいて、演出する人がいて、見てくださる人がいて成り立つもの。多くの人に支えられていると改めて気づかされています。私は女優として、演技を通じたくさんの人に何かを伝えていきたいです」
使用アイテム

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1.微細な3種のパウダーの配合で頬をシアーに染めて
BLUSH COLOUR INFUSION 01
ブラッシュ カラー インフュージョン 01
4,180円(税込) -
2.瑞々しいつけ心地でシアーピンクに色づけるリップ
ROUGE ESSENTIEL SILKY CRÈME LIPSTICK 22
ルージュ エッセンシャル シルキー クリーム リップスティック 22
4,730円(税込) -
クリーミーなテクスチャーと美しい発色で叶えるクリアな目もと
MATTE EYE COLOUR 04
マット アイカラー 04
3,520円(税込)
穂志もえか
1995年生まれ。上智大学在学中に、講談社主催のオーディション・ミスiD2016でグランプリを獲得し、女優デビュー。映画『少女邂逅』では主演を務めたほか、数々のドラマやCMに出演する注目の若手女優。2020年7月期ドラマ『アンサング・シンデレラ』、映画『8日で死んだ怪獣の12日の物語』が公開中。特技はバレエとアルゼンチンタンゴ。
後編は8月26日(水)公開予定。
穂志さんが赤リップをシックにまとい登場。
どうぞ、お楽しみに。
- model by Moeka Hoshi
- photography by Keita Goto at W
- styling by Kayo Yoshida
- hair by Hori at BE NATURAL
- make up by Nao Yoshida
- text by Akira Watanabe
- direction & edit by Lula Japan Limited.
STAFF
- shirt, top and skirt by AURALEE (03-6427-7141)
CREDIT