幼い頃から追いかけてきた、芸能という夢

「物心ついた時からTVに憧れ、出てみたいという漠然とした思いがありました。でも当時は消極的な性格で言い出せず、やっと母に打ち明けられたのは小学4年生の頃でした」と澄んだ声で、芸能界を目指すきっかけについて話す久保田さん。
小学生から芸能活動を始め、中学では北海道から東京へ仕事やレッスンに通う日々。長い芸能生活で、壁にぶつかったことはなかったのだろうか。
「もちろん悩むこともあります。でも芸能以外のことをしている自分の姿って、想像できなくって。自分からこの仕事を取ったら空っぽになってしまうと感じていたので、挫折しそうになっても続けられました。それに、地元で頑張っている友達にも刺激をもらえるし、高校生の時に一緒に上京してくれて、ずっと支えてもらっている母に、活躍する姿を見せて恩返しがしたいという気持ちも大きいです」

肌には人一倍厳しく、触って毎日状態をチェック

ひたむきに活動を続け、最近ではファッションやビューティーの仕事も増えてきたという。
「私、肌に対してはストイックです。人から見たら絶対分からない、細かい肌の変化まで意識しています。見た目は一緒でも毎日肌を触って、状態に合わせてスキンケアを変えています」と、肌には人一倍こだわっている様子。
「実際に試して心地よいと感じる、自分の肌に合うものを選ぶようになったら肌荒れしにくくなりました。」
今回の撮影で久保田さんがまとったのは、保湿効果を重視した瑞々しいテクスチャーのプライマーと、新作のクッションファンデーション。
「時間が経っても、撮影前よりしっとり潤っているのを実感します。艶感のある自然な仕上がりが好きなので、軽いつけ心地のクッションファンデーションは肌も喜んでいる気がします」

マイペースでいることが自分を保つ秘訣

とても好きな色だという、澄んだ空を思わせるブルーのドレスをまとい、カメラをまっすぐ見据え、時には柔らかな笑顔を見せる久保田さん。
“演じること”が仕事の女優という職業。オン・オフの気持ちの切り替えはどうしているのだろう。
「現場に着いたら役に入りますが、終わったらすぐに普段の自分に戻るようにしています。地元の友だちには、よくマイペースで庶民的と言われるのですが（笑）、オフの時はその北海道時代の自分に戻ります。撮影期間中は役や作品、自分自身について考える時間なので、一人でいることが多くなり行き詰まることも。そんな時は、深呼吸をしに空気のきれいな場所に行き、自然に触れて、地元にいた頃の気持ちを思い出すようにしています」

美しさとは内面から滲み出てくるもの

「外見は“人の内面の一番外側”だと思っています。表面に滲み出てくる内側が常に自分らしい人は、とても美しいと思うので、私もいつも自分に正直にありたいです」
自然体でどこまでもピュア。クールビューティーな外見とは裏腹に、彼女の飾らない内面が透けたようなエフォートレスな肌に目を奪われる。
久保田さんに美しさの秘訣を尋ねてみた。
「心の状態がダイレクトに肌に出るタイプなので、時には食べたいものを好きなだけ頬張ったり、ネガティブな時は身体が欲しているものを与えてあげるようコントロールしています。バランスよく、ストレスフリーに生きていくことが、美しさを磨く上で大切なことだと思います」