目尻にアクセントを加えた、モダンな仕上がり

カッティングデザインが特徴的なワンピースに、互いを引き立て合うブルーとゴールドのアイカラーを合わせ、ドラマティックかつ華やかに。
「パーティなど特別な日にしたら映えそう。まっすぐに切れたエンドラインもモダンで素敵」と、率直に感想を話してくれた比留川さん。
目元にポイントを置いたら、ナチュラルな艶肌とヌードリップで仕上げて、抜け感を出すのが旬のバランス。さらに、ローズカラーのチークをシェーディングの位置に入れることで、血色感のある立体的な顔立ちに。
「普段のベースメイクは、パウダーファンデーションとコンシーラーで仕上げることが多いのですが、今回のクッションファンデーションは、気になるところをカバーしつつ、素肌感をキープしてくれて、好きな仕上がりです」

美の秘訣は、代謝アップ&不調に早く気づくこと

年齢を重ね、仕事の幅も広がり、ますます魅力が増してきた比留川さん。
ずばり、その美しさの秘訣は？
「常に自分が心地よく、調子よい状態でいることですかね。代謝を上げておくことが大事だと思うので、毎日バスソルトを入れた湯船に15分以上浸かって、汗をたっぷりかくようにしています。あとは、自分の不調に早く気づいてあげることも大切。私は、ちょっとでも調子がよくないと感じたら、すぐ葛根湯を飲むようにしています。肌も同じで、なにか異変を感じたら、前日に食べた物や食べた時間を振り返って、その原因にきちんと向き合います」。
ストイックではなく、自分のできる範囲でマイペースに。
心身のバランスがとれた健やかな毎日を送っているからこそ、ちょっとした変化にも気づけるのだろう。

自然体でフラットな姿勢が魅力の穏やかな個性

そんな彼女に座右の銘を尋ねると、「リンカーンの言葉で、Where there's a will, there's a way（意思のあるところに道は開ける）」との答えが。
「目的があることが前提なので、まずは、人生で自分を楽しませてくれるものを見つけること。そして、それを言葉にして、挑戦していくことが大事だと思います」。
実は、数年前のインタビューでも、比留川さんはこの言葉を挙げている。会うたび新しい魅力をまとっているのに、根底にあるものはずっと変わらない。
彼女の軸は、どこにあるのか。
「人に『個性的だね』と言われたこともないですし、わりと普通の人なのかも」と、少し照れくさそうに笑う。
気持ちが常にフラットで、自然体なアティチュード。それこそが、彼女の唯一無二の個性なのしかもしれない。

本能に正直に、もっと自分を大切にしてほしい

日々、心穏やかでマイペースに進んでいく比留川さんに、自分を肯定して、よりハッピーに生きていくためのアドバイスをもらった。
「本能に正直にいることは、大事なのかなって。ストレスを感じるのは、“こうしなければいけない”と、自分の意思に反することを背負い込んでしまい、視野が狭くなっているから。角度を変えてみるだけで、見え方や感じ方が全然違うことを忘れてしまっているのだと思います。無理をしてまで人に合わせたり、相手の言わんとすることを察しようとしたりしなくてもいいのではないかな。自分のことを最初に考えて、素直な気持ちを大切にしてほしいですね」。
そう話して、まっすぐ前を見据える彼女に、私たちはいつだって、何度でも、心を奪われてしまうのだろう。